Iraq Hostage Crisis

イラクで拘束された3人の活動の紹介と、自衛隊のイラク派兵のあり方を問い直すブログです
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| スポンサードリンク | - | | - | - |
日本人ジャーナリスト アメリカ軍に一時拘束
フリーカメラマンの山頭範之さんが今月9日、アフガニスタンのカブールでアメリカ軍に一時拘束されていたことが明らかにされました。

毎日新聞:米軍が邦人を一時拘束−−カブール市内

同日中に解放されたとのことですが、ご本人は『米軍施設の近くで障害者の写真を撮っていた』と言っており、怪しまれたのではないかという言うことです。

山頭さんは29歳のカメラマンで、アフガニスタンやイラクなどで取材の経験があり、アフガニスタンの写真は2002年土門拳賞文化賞を受賞しています。

山頭範之
http://www.yamatou.com/


日本では大きく報道されることはありませんが、イラクでは日本人のフリーカメラマンがアメリカ軍によって拘束されたことは以前から起きていました(山頭さんの場合はカブールでしたが)。

フリーカメラマンの志葉玲さんや、ジャパンプレスの佐藤和孝さんらも拘束されたことがあります。

◇拘束経緯◇
志葉玲さん 米軍に拘束→釈放事件 関連記事
共同通信:邦人記者に暴行、一時拘束 米兵、バグダッドで(佐藤和孝さん)

また、最近ではロイターのイラク人スタッフがアルグレイブ刑務所に一時収容されたことが明らかになるなど、アメリカ軍によるフリーランスへの締め付けは以前から問題になっています。

ちなみに、今回の人質事件で注目された日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)(広河隆一世話人代表)は、9・11後に強まったジャーナリズムへの締め付けに対して共同で対応していくことを目的に作られたという経緯があります。

関連リンク:JVJAの目的
| 石塚輝紀 | 日本メディアの報道・見解 | 01:47 | comments(0) | trackbacks(0) |
江川紹子さん 「批判にお答えします」
ちょっと前の記事ですが、ジャーナリストの江川紹子さんが「自己責任論」批判への批判にホームページで答えています。

江川紹子ジャーナル:批判にお答えします

江川さんは自己責任論についての批判を最初に発表したジャーナリストの一人です。人質事件が発足した直後に発表した「いわゆる『自己責任論』について」は多くの反響を呼び起こしました。

彼女は「批判にお答えします」の中で、多かった批判が次のようなものであったとしています。
 もっとも多かった意見を要約すると、こんな感じです。
<自ら危険な地域に飛び込んでいって世間を騒がせたくせに、そのことを詫びもしないで、自衛隊の撤退という政治的な要求する傲慢な態度に、日本中がカチンと来た。一連の被害者叩きは、家族の身勝手な態度が原因だ>
 なのに江川は人質たちに甘すぎる、けしからん、失望した、国民感情が分っていない、という声がすいぶんとありました。
 私は、人が他者に対して好き嫌いの感情を持つことは否定したり、非難したりしません。相性というものもあります。
 私にもどうしても好きになれない人、はっきり言って大嫌いな人、どうしてもウマが合わない人はいます。
 ですから、被害者の家族の言動が、どうしても好きになれないという人がいても、それだけで、その人を非難したりしようとは思いません。

その一方で、こうした感情を外に表出し、実際に家族に嫌がらせまで発展したことについては厳しく批判しています。

追い詰められた状況でつい感情的になった家族(マスメディアが感情的になった家族を強調した面も強いですが。なぜならそれは「画」になる…)への感情的なバッシングが行われ、人質になった人たちを支援する側も、批判する側も冷静な議論をできない雰囲気が醸成された面があったように思われます。(厳密に言えば「批判」と「非難」は似て非なるものですが)

そのことを踏まえ、人質となって解放された人たちが果たすべき「責任」とは何かを江川さんは論じています。長い文章で、さらに賛否両論もあるかと思いますが、一読をお勧めいたします。
| 石塚輝紀 | 日本メディアの報道・見解 | 00:37 | comments(1) | trackbacks(0) |
森住卓さん 産経新聞児童出版文化賞を辞退
フォト・ジャーナリストで長年劣化ウラン弾の取材に取り組み、今回の人質事件でも安田さん・渡辺さんのお二人の拘束の第一報のメールを受け取った森住卓さん。

昨年出版した『私たちはいま、イラクにいます』の産経新聞児童出版文化賞の受賞を辞退されたそうです。

この本は、アメリカに住むシャーロット・アルデブロンさんという13歳の少女の非戦のメッセージを翻訳して掲載した本で、森住卓さんが写真を掲載しています。イラクの子どもたちの写真を中心に24枚。イラク戦争直前・直後の子どもたちの写真も掲載されています。

今回の辞退について森住卓さんはHPで以下のように語っています。

森住卓ホームページより抜粋
「私たちはいまイラクにいます」
 http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2119188&x=B
が、第51回産経児童出版文化賞を受賞しました。
 しかし、イラク戦争やこの間の産経新聞の論調は日本政府やアメリカサイドの報道に偏り、イラクの独立のために抵抗している人々をテロリストと呼び、アメリカの戦争に協力的です。イラクのこどもたちの事を描いた本が賞をもらうことはとても嬉しいことですが、この新聞社からもらいたくないと言うのが率直な私の気持ちです。
 以下のような辞退の手紙を送りました。 第51回産経児童出版文化賞の受賞を辞退させていただきます。
 「私たちはいまイラクにいます」に登場するイラクの子どもたちの写真は、悲惨な戦争のなかでも、それを乗り越えてたくましく生きていました。彼等は無法なアメリカの侵略戦争を身をもって告発していました。空爆された跡に立つ少女や劣化ウラン弾の影響と思われる白血病の少年がじっと見つめる瞳はこの戦争を止められなかった大人たちの責任を静かに追及しているようでした。
 この戦争を産経新聞社はどのように伝えたのでしょうか?日本政府のこの戦争に加担する姿勢を一度でも批判したのでしょうか?
 この賞を受けてしまったなら、イラクの子どもたちに2度と顔向出来なくなってしまいます。
2004年5月10日

森住 卓
| 石塚輝紀 | 日本メディアの報道・見解 | 00:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
テレビ朝日 イラク人質事件、不適当な設問(毎日新聞)
人質事件について、テレビ朝日「朝まで生テレビ」インターネットアンケートで不適切な設問があったとして、アンケート調査を終了したと発表しました。

毎日新聞:テレビ朝日 イラク人質事件、不適当な設問
テレビ朝日広報部によると、アンケートは「人質とその家族に対するバッシングをどう思いますか?」との質問で、択一式の回答のうち、「非難されて当然だと思う」に初期設定で印がつけられ、当然と思わない人は画面上の「非難されるいわれはない」や「度を超えた非難はいかがかと思う」、「その他」に印を変更する形式になっていた。このため、無回答のまま意見だけを記述しようとした人は、自動的に「当然だと思う」としてカウントされていた。アンケートに反対していた学者らから指摘を受け、6日夜に打ち切ったという。

この問題については、醍醐聰東京大学教授らがテレビ朝日にコメントを抗議文を送っていました。

朝まで生テレビ お詫び
| 石塚輝紀 | 日本メディアの報道・見解 | 19:21 | comments(1) | trackbacks(0) |
産経新聞 【社説検証】(上) イラク人質事件
産経新聞が、イラク人質事件に関する読売・朝日・毎日・産経の社説を比較しています。比較というよりも、羅列という程度ですが、朝日との対立を明確にしています。

産経新聞:社説検証(上) イラク人質事件

ただ、社説というのは新聞社の中でどういう位置づけにあるのかが、いまいち分かりづらい面があります。誰が、誰の責任の下、どのようなチェックを受けて掲載されるかもよく見えません。新聞社によっても、社説の位置づけは異なると思うのですが、産経新聞も自社に関しては位置づけや執筆のプロセスを説明して欲しかったと思います。
| 石塚輝紀 | 日本メディアの報道・見解 | 22:29 | comments(1) | trackbacks(0) |
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< May 2017 >>
+ ジャンル別記事一覧
+ 最近の記事
+ PROFILE
+ AD