バグダッド郊外で武装集団に襲撃された方の遺体が、橋田信介さんだったことが法人類学の立場からも確認されました。事件から一週間にして、ようやく殺害された方々の身元が正式に判明したことになります。
共同通信:
遺体橋田信介さんと確認 クウェートで家族対面
今後、橋田信介さんと小川功太郎さんの遺体はクウェートからバンコクへと移送され、橋田さんとゆかりの深いバンコクで火葬されるということです。
毎日新聞:
2人の遺体、バンコクで火葬
この事件では、他に一人のイラク人通訳、ムハンマド・ノルアディーンさんも殺害されました。自衛隊がイラクの人を助けに来てくれていると最後まで信じ、その日本人のジャーナリストを手助けすることができたことを誇りに思っていたとのことです(
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戦場取材では常に慎重だったとされる橋田さん。今回は、サマワからバグダッドや帰ることを運転手は延期するようにアドバイスしたとのことですが、結果的にこのような事件にムハンマドさんも巻き込むことになってしまいました。経験があるジャーナリストもこのような目にあうような現在のイラクの状況。大手メディアも撤退する中で、イラクで何が起こっているかが次第に分からなくなりつつあることに懸念を覚えます。